特集 オキュラーサーフェス診療アップデート
1.病態理解に役立つ新しい検査法
涙液
生体染色検査アップデート
横井 則彦
1
1京都府立医科大学大学院医学研究科視覚機能再生外科学
pp.15-18
発行日 2012年10月30日
Published Date 2012/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410104420
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
1.眼表面疾患の診断や鑑別診断に生体染色は必須である。
2.主な生体染色には3種類(フルオレセイン染色,ローズベンガル染色,リサミングリーン染色)ある。
3.フルオレセイン染色では,ブルーフリーフィルターの使用で病変の明瞭な観察が可能である。
4.フルオレセイン染色では,涙液層の動的な観察が可能で,ドライアイの病態把握に有用である。
5.ローズベンガル染色は,その刺激性のため,近年,リサミングリーン染色にとって替わられている。
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.