特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
5 ぶどう膜炎・強膜炎・感染症
■ぶどう膜炎・強膜炎
ぶどう膜炎の網羅的診断法
杉田 直
1
1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科眼科学分野
pp.332-338
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103965
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
ここが変わった!
以前の常識
●眼内液を用いたぶどう膜炎の診断検査では,得られる検体はごく微量しかなく,PCRを行っても1~2項目が限度であり,また検査感度もよくなかった。
現在の常識
●このような微量検体でも迅速に網羅的に多くの項目の核酸を検査できるシステムが構築され,臨床応用された(マルチプレックスPCR)
●さらにその核酸の量を定量化する検査が出現した(リアルタイムPCR)。
●また,細菌全般,真菌全般を網羅するPCR検査も可能になった(ブロードレンジPCR)。
Copyright © 2011, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.