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あとがき
寺崎 浩子
pp.1024
発行日 2008年6月15日
Published Date 2008/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102298
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今月号も,学術論文および教育的内容が豊富で楽しんでいただける企画が目白押しです。その合間に木村内子先生による「やさしい目で きびしい目」でのコラムが光っています。木村先生は,長い間勤務医師を続けられ,この間,そしていまも眼科女性医師の支援をいろいろ考えてくださっている女性医師の味方です。家づくりという眼科とは関係ない話題のなかに,professionalismについて示唆しています。
「もっと医療コミュケーション」欄では,医師以外の方が医師をどのような目で見ておられるかをお示しいただいたように思われ,読者の先生の反応はいろいろだと存じます。耳の痛くなるような医師は確かに存在するかもしれません。患者さんには罪はないので,おっしゃるとおりスマイルで接しなければなりません。しかし,日本の勤務医,特に少なくとも大学に勤務する医師は,いろいろな身分のなかで臨床,研究を切り盛りし,生活ぎりぎりの給与のなかから学会に行って勉強したりしています。患者さんには,サービス業でしょと言われ,それを真摯に受け止めて,例えば休日でも患者さんやその家族からお話をするご要望があれば出勤し,患者さんとのコミュケーションに努めています。
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