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あとがき
寺崎 浩子
pp.1976
発行日 2007年10月15日
Published Date 2007/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101977
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秋たけなわとなりました。本号が先生方のお手もとに届くころ,ちょうど第61回日本臨床眼科学会が開催されて,勉強意欲に駆られつつ,京都の秋を楽しまれたことと思います。本号は,昨年の第60回日本臨床眼科学会講演集の最終回です。日常臨床でそれぞれの先生が経験された貴重な報告が論文として掲載されています。そのなかで,未熟児網膜症の治療時期に関する論文が目にとまります。出生体重1,000g以下の未熟児は人工授精などによる多胎の増加で増えており,今後ますます重症未熟児網膜症が発生する頻度は増えていくものと思われます。いろいろ新しいことを取り入れたり,治療時期を考慮することにより失明の予防に努めたいと思います。
学会原著を書かれた先生は,抄録を送って学会で発表し,それを論文に書いて残していく一連のプロセスが終了してほっとされていることと思います。掲載論文は専門医試験を受ける資格として使われる先生も多く,掲載を急がれる場合もしばしばありますが,論文審査から雑誌掲載まではそれなりの時間を要しますので,学会終了後できるだけ早く投稿されることをお勧めいたします。
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