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連載 今月の話題
硝子体手術の最近の進歩
Vitrectomy surgery update
門之園 一明
1
Kazuaki Kadonosono
1
1横浜市立大学附属市民総合医療センター眼科
pp.829-832
発行日 2008年6月15日
Published Date 2008/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102259
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近年の硝子体手術は飛躍的に進歩した。新しい手術顕微鏡やキセノン光源の応用など多くの器具の開発により,われわれはかつてない良好な眼底の視認性を得ることができるようになった。その結果,双手法や小切開硝子体手術などの手術手技が急速に発達した。これらの治療技術の進歩により,特に増殖糖尿病網膜症や黄斑疾患の治療成績は格段に向上した。一方,ハイテクノロジーに支えられた手術技術がいかに進歩しても,手術の習得に,先生(師匠)から生徒(弟子)への技術の伝達と個人の経験の積み重ねの重要性は変わらない。その意味で,先駆者の業績も忘れてはならない。
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