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あとがき
寺崎 浩子
pp.686
発行日 2007年4月15日
Published Date 2007/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101776
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今春は暖かい日が続き,4月号が発行される頃には北のほうでもすっかり葉桜になっているのではないかと思います。毎年3月になると専門医試験の受験申請のため,論文の受理が急がれます。できるだけ間に合うようにと努力はいたしておりますが,よい論文になってほしいという気持ちから査読過程が長引き,編集は時間との戦いになってしまう場合があります。
さて,「臨床眼科」では現在原著論文のほかにいくつかの連載が走っており,どれも充実した教育的内容です。外眼部疾患の診断から後眼部手術,遺伝に至るまで幅広い分野を毎月少しずつ勉強することができます。著者の先生のすばらしい原稿はもちろんのことですが,このような幅広い分野の企画がうまく調和して進んでいるのは,長い伝統を持つ編集委員会の豊富な知識と経験の積み重ねの賜物と感じています。本号から,新しい連載である「公開講座・炎症性眼疾患の診療」もスタートしました。炎症性眼疾患は病態が多彩で,まず診断学が重要です。「~炎」という病名がついている疾患でなくても多くの眼疾患で炎症がかかわっているわけですが,本講座を毎月受講することにより,炎症に関する最新の情報を得て診断のノーハウや新しい治療へのアイデアを膨らませていきたいと思います。
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