連載 他科との連携
他科への診療依頼―思いやりのある紹介状
河原 澄枝
1
1関西医科大学眼科学教室
pp.280-282
発行日 2004年3月15日
Published Date 2004/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410100525
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日常の診療で,患者さんの紹介や情報交換のために他科の医師に紹介状を書く機会がたびたびありますが,この紹介状を“わかりやすく”書くことは難しいと私は常々思っています。
血圧や血糖コントロールの依頼,そのほかはっきり病名や病態がわかっている患者さんの紹介状の作成は比較的容易ですが,まだ診断がついていない患者さんの診察を依頼するときには,とても悩みます。私はぶどう膜炎の患者さんを診察する機会が多いので,サルコイドーシスやベーチェット病,リウマチ関連疾患などの患者さんを他科に紹介することがありますが,これらの患者さんの診療依頼状の作成は,目的(肺病変や眼外病変の有無・診断など)がはっきりしているので比較的簡単です。
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