今月の臨床 エコーガイド下で何ができるか
婦人科
6.深部静脈血栓症診断
今井 幸子
1
,
平井 都始子
2
,
大石 元
2
1奈良県立三室病院放射線科
2奈良県立医科大学腫瘍放射線科
pp.504-506
発行日 1997年5月10日
Published Date 1997/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409905026
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従来,下肢深部静脈血栓症の画像診断法としては,下肢静脈造影とRIベノグラフィーが行われてきた,前者は,検査のゴールドスタンダードとされているが侵襲的であり,後者は設備の点で簡便性に欠ける.最近,超音波装置の普及と精度の向上により,超音波検査(US)が深部静脈血栓症の診断に利用される頻度が高くなり,非侵襲的に静脈そのものを見ることができるため、深部静脈血栓症の信頼できる検査法として確立されつつある.本稿では,症例を呈示しながら,Bモード圧迫法と,カラードプラ・パワードプラ法による検査法について,診断のポイントと注意事項について述べる.
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