今月の臨床 子宮体癌—理解のためのQ&A 33
発生要因
3.乳癌,卵巣癌,大腸癌との重複が多いのは
蔵本 博行
1
Hiroyuki Kuramoto
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.266-267
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904896
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一人の患者に2種の癌の発生を見る原発性多発性悪性腫瘍(multiple primary malignancy,以下重複癌)は,これまでは比較的稀な疾患とされてきた。しかし,婦人科領域の癌では,このような重複癌が増加していることが指摘されている1)。このうち,子宮体癌は,従来から乳癌や大腸癌などと重複することが多いといわれてきている。
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