Japanese
English
症例
大腸に発生した異時性重複癌の3例
Metachronoas multiple cancers of the large intestine:Report of three cases
鈴木 時雄
1
,
西村 五郎
1
,
古賀 敏睦
1
,
黒須 康彦
1
,
山川 知洋
1
Tokio SUZUKI
1
1日本大学医学部第1外科
pp.1771-1775
発行日 1972年12月20日
Published Date 1972/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205726
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はじめに
同時性であれ,異時性であれ1個体に2個以上の原発性悪性腫瘍の発生をみた場合,原発性多発癌または重複癌と呼ばれ比較的まれなものとされているが,1879年Billroth1)2)によつて記載されて以来,比較的多くの報告がみられるようになつた.
われわれは,初回手術後いずれも6年以上経過して異時性に発生したと考えられる大腸癌の3例を経験したので報告する.
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