症例
子宮頚部CISに合併した頚部transitional cell inverted papilloma様ポリープの1例
楠山 洋司
1
,
射手矢 巌
1
,
細道 太郎
2
,
馬渕 義也
2
,
横田 栄夫
2
Yoji Kusuyama
1
,
Iwao Iteya
1
,
Taro Hosomichi
2
1和歌山医科大学第二病理学教室
2和歌山労災病院産婦人科
pp.105-107
発行日 1990年1月10日
Published Date 1990/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904826
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子宮頸部CISに合併した興味ある組織像を示した頸部ポリープの1例を報告する。
66歳女性が不正出血のため受診,子宮頸部にほぼ全周性に通常のCIS病変と有茎性ポリープを認めた。後者はCISと連続性はなく,組織学的にtransitional cell inverted papi—lloma様変化を示した。
本例は子宮摘出後3年経過するも再発はなく,組織像からも悪性度は極めて低い腫瘍と考えられる。
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