今月の臨床 不妊診療のピットフォール
治療のピットフォール
3.卵管鏡治療
末岡 浩
1
1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
pp.1230-1234
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904754
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はじめに
高い治療成績が低い侵襲性で得られる卵管鏡およびその導入用カテーテルシステムが開発され,着実に治療機器としての成果を上げてきている.この卵管鏡下卵管形成(falloposcopic tuboplasty:FT)法は治療技術の修得がやや難しく,とくに卵管通過障害の病変を有する場合の操作はいっそうの注意と技術を要する.発生しうる諸問題を回避するための操作原則とルールは本法を実施するうえで重要な鍵を握る.そのための操作法について述べることにする.
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