今月の臨床 子宮内膜症治療のストラテジー
各論
6.子宮内膜症における治療方針の選択—保存治療および手術療法における選択と新しい試み
古谷 健一
1
,
村上 充剛
1
,
松田 秀雄
1
,
牧村 紀子
1
,
永田 一郎
2
,
菊池 義公
1
1防衛医科大学校産科婦人科
2埼玉医科大学産婦人科
pp.1334-1338
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904497
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はじめに
最近,子宮内膜症に高い関心が寄せられている.その理由として,本症が下腹痛や月経困難症とともに腹腔内環境に影響して妊孕能低下の原因となっていることが背景にあると思われる.本稿では当科における子宮内膜症患者の臨床的背景とそれに対する治療方針を概説し,さらに薬物治療や腹腔鏡下手術におけるいくつかの新しい試みに触れたい.
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