今月の臨床 子宮内膜症の最新知識―この1冊で重要ポイントを網羅する
疼痛を主訴とする場合
子宮内膜症の疼痛に対して手術療法を選択する場合
北島 道夫
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科産科婦人科
pp.630-636
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210735
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●子宮内膜症性疼痛に対する手術療法では,女性のライフステージや現在,あるいは将来の挙児希望を考慮して,適時・単回で可及的最大の病変除去を目標とした処置を行う.
●外科処置の際は病変切除を基本として,挙児希望例では卵巣機能の温存に配慮した手術操作・デバイスの選択が重要である.
●深部病変の疼痛に対して手術療法は有効であるが,ベネフィットとリスクについて,患者と十分に情報を共有したうえで方針を決定する.
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