今月の臨床 ライフスタイルの変化と女性の健康
ライフスタイルの変化と悪性腫瘍
3.乳癌
清水 幸子
1
1昭和大学医学部産科婦人科学教室
pp.1122-1126
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904449
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はじめに
米国では生まれてくる女児の100人のうち9人が乳癌に罹患する確率と言われ,女性の死因の第1位を占め,わが国においても21世紀に乳癌は女性の癌による死亡率のトップクラスになると予想されている.乳癌における種々のリスクファクターが検討され,乳癌発生における女性ホルモンの関与が明らかになり,ホルモン依存性腫瘍としての乳癌に及ぼす晩婚・少産・高学歴・栄養や生活の西洋化などの近年の女性のライフスタイルの変化による影響が憂慮されている.
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