特集 画像診断医にも知ってほしい放射線治療:画像が担う役割
画像情報の利用:治療計画立案からフォローアップまで
乳癌
川村 麻里子
1
1名古屋大学医学部附属病院 放射線科
pp.149-156
発行日 2020年2月26日
Published Date 2020/2/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000135
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乳癌は女性が罹患するがんのなかで最も多いが,治療予後は良好であり,初期治療は重要である。乳癌に対する乳房温存手術後の全乳房照射や,術後領域照射は初期治療として,標準治療に組み込まれているため,ほとんどの乳癌患者が放射線治療を経験する。術後再発の確認や照射後の有害事象発生が疑われる場合など,画像診断が行われることも多いため,一般的な照射方法,照射範囲,有害事象,照射後の画像の経過などを解説する。
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