今月の臨床 子宮外妊娠—新しい視点から
保存療法の予後
1.各種治療法別の妊孕能
高島 邦僚
1
,
石川 雅彦
1
,
平原 史樹
1
1横浜市立大学医学部産婦人科
pp.1041-1043
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904431
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はじめに
近年,子宮外妊娠における腹腔鏡下卵管線状切開手術は低侵襲性と妊孕性温存の点で優れており広く普及している.その一方で疼痛や出血などの臨床症状が認められないか軽微であるような症例に対し,自然治癒を期待して経過観察する待機療法も注目されるようになってきた.そこで本稿では,当教室において経験された子宮外妊娠に対する腹腔鏡下卵管線状切開術症例と自然治癒待機症例の妊娠予後を中心に検討した.
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