合併増大号 今月の臨床 生殖医療の基礎知識アップデート―患者説明に役立つ最新エビデンス・最新データ
一般不妊治療
プレコンセプションケア
ライフスタイルと妊孕能
黒田 恵司
1,2
1杉山産婦人科新宿難治性不妊症診療部
2順天堂大学産婦人科学講座
pp.6-12
発行日 2021年1月10日
Published Date 2021/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409210218
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
●生活習慣のなかには妊孕能を低下させる因子があり，特に流産のリスクを上げる因子に，喫煙，アルコール，カフェイン，肥満，ストレスなどが挙げられる．
●流産率を1.5〜2倍に上げるリスク因子は，夫婦いずれかの10〜20本/日以上の喫煙，コーヒー2〜3杯/日分のカフェイン摂取，週2回以上のアルコール摂取，BMI＞30kg/m2の肥満である．
●プレコンセプションケアとして生活習慣を見直し，改善することは妊孕能を上げるために重要である．
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.
