連載 婦人科腫瘍切除標本の取り扱い方・6
子宮体癌切除標本の取り扱い方
佐藤 重美
1
1弘前大学医学部産婦人科
pp.939-943
発行日 2001年8月10日
Published Date 2001/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904409
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はじめに
悪性腫瘍では切除標本の検索は臨床進行期分類の決定あるいは予後の推定の基本となるものであり,その取り扱いは極めて重要である.本稿では子宮体癌切除標本の取り扱いについて筆者が行っている方法を「子宮体癌取扱い規約」1)を参考に述べる.
切除標本の取り扱いは手術中に急いで行わなければならないものがあるが,それ以外は通常手術後に行う.図1に筆者らの切除標本の取り扱い方法をフローチャートにして示した.以下これに従い述べる.
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