講座
不妊症随想(1)
大島 正雄
1
1母性科学研究所
pp.46-49
発行日 1958年5月1日
Published Date 1958/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611201472
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1.はじめの言葉
妊娠,分娩を扱うのは助産婦の当然の努めではあるが,不妊症も軽視してはならない.愛児に恵れぬ人達にも親切な相談相手になることもまた,重要な任務である.若しそれが役立てば,その夫婦に将来の大きな希望と歓びを与えるだけでなく,延いては助産婦の仕事の拡大ともなる.その意味から不妊症を巡る二,三の問題について,随想断片風に書き並べてみようと思う.
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