今月の臨床 妊娠中毒症—新しい視点から
関連疾患の管理
1.子癇
前田 和寿
1
,
青野 敏博
1
1徳島大学医学部産婦人科
pp.170-173
発行日 2001年2月10日
Published Date 2001/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409904256
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定義
妊娠中毒症病型の純粋型,混合型にかかわらず妊娠中毒症によっておこった痙攣発作をいい,痙攣発作の発生した時期により,妊娠子癇,分娩子癇,産褥子癇と称する.
なお,痙攣発作の発生した時期がそれぞれ重複した場合,たとえば分娩期と産褥期が重複した場合は分娩・産褥子癇とする.子癇は,妊娠中毒症の軽症・重症判定基準にかかわらず重症とする.ただし,てんかん,脳出血,脳腫瘍などの他疾患による痙攣発作は子癇としない.
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