Expert Lecture for Clinician
OCの起源とその探究—ピンカスからのメッセージ
DoWon Hahn
pp.309-313
発行日 2000年3月10日
Published Date 2000/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903973
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1999年 本邦においても経口避妊薬(Oral contraceptives;OC)が認可され低用量ピルの正しい知識と理解が,医療従者に必要,不可欠な時代になった.11月東京で行われた日本不妊学会に,米国におけるOCの研究の第一人者でもあり開発者でもあるThe R.W.Johnson Pharmaceutical Research InstituteのDo Won Hahn博士が来日,『OCの起源とその探究—ピンカスからのメッセージ—』と題して講演を行った.
青野敏博 徳島大学教授の司会のもと,OCの研究開発の端著となったMargaret Sanger女史,Katherine McCormick女史とGregory G.Pincusとの出会いから,現在の低用量で高い効果が期待されるニュープロゲストーゲン・ノルゲスチメートに至る研究進歩の足跡をふりかえった講演は,OCの起源からその後の発展を今後の展望を交えてコンパクトにまとめ,満員の聴衆を魅了した.
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