連載 カラーグラフ
実践的な腹腔鏡下手術・10
TLM(Total Laparoscopic Myomectomy):Ⅱ—種々の症例と改良点や工夫点などについて
伊熊 健一郎
1
,
子安 保喜
1
,
山田 幸生
1
,
西尾 元宏
1
1宝塚市立病院産婦人科
pp.1019-1021
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903046
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当科におけるTLM(全腹腔鏡下子宮筋腫核出術)の基本的な手術手順については前回の本連載シリーズ⑨(本誌51巻9号905頁)を参照いただきたい.今回は,本法による種々の内容とともに改良点や工夫点などについても紹介する.なお,TLMを施行するためには,①筋腫の核出方法,②子宮の修復方法,③核出した筋腫の回収方法,の3点が重要な鍵であるとともに克服しなければならない課題点でもある.これからもより簡便な手技や手法の確立を目指したいと考えている.
次回は,「動物トレーニング:I」として,メス豚による婦人科手術の各種シミュレーションについて紹介する予定である.
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