今月の臨床 羊水
羊水異常の診断
5.羊水塞栓症の予防と診断のポイント
小林 隆夫
1
1浜松医科大学産婦人科
pp.1276-1279
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903425
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羊水塞栓症の母体死亡率は約80%にも達し,産科のなかで最も重篤な疾患であるにもかかわらず,本症の予知・予防は不可能に近い.本症の予知・予防は,まず本症のリスク因子を明確にしてハイリスク例を抽出し,ハイリスク例に対し早期診断・早期治療を迅速に行うことであろう.本稿では,羊水塞栓症の予防と診断のポイントについて触れることにする.
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