今月の臨床 卵管性不妊症への対応
原因
1.クラミジア感染症—卵管性不妊症になぜ重要か
野口 昌良
1
1愛知医科大学産婦人科
pp.784-787
発行日 1998年6月10日
Published Date 1998/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409903301
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女性性器におけるクラミジア・トラコマティス感染症
1970年代後期にクラミジア・トラコマティスが非淋菌性子宮頸管炎の起炎菌として確認されたころには,この他にも女性に対して多様な病態を誘発することはとうてい考えられてはいなかった.とりわけ卵管の器質的,機能的障害の原因となることは予想外のことであった.その後の検出法の進歩により,多数の検出結果が報告され注目されてきた.
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