連載 産婦人科クリニカルテクニック
ワンポイントレッスン—私のノウハウ
抜糸抜鉤を必要としない腹壁縫合法
古川 雄一
1
1静岡赤十字病院産婦人科
pp.758
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902984
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産婦人科の開腹手術の後で,患者が忌み嫌う最大のものは,抜糸または抜鉤であろう.またこれらの手技では,術後長く糸などによる痕跡が残るため,いろいろな意味からも改善できればと思うのは医家として当然であろう.
婦人科領域においても,腹腔鏡手術が患者から快く受け入れられている昨今,開腹による手術をせざるを得ない場合には,創面の処置について考慮しなければならないと思われる.
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