連載 Q&A
新生児B群レンサ球菌感染症の予防をどうするか(2)
武久 徹
1
1武久産婦人科医院
pp.755-757
発行日 1997年7月10日
Published Date 1997/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902983
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Q 新生児B群レンサ球菌(GBS)感染症の予防に関する,現在の考え方をお教え下さい(山口Y子)
A 重篤な新生児感染症の原因として重要なGBSについて,妊娠中の培養検査をどのように行い,どのように治療するかは,つねに異論があり,現時点でも確立された方法は紹介されていません.しかし1996年6月に米国防疫センター(CDC)から,新生児GBS感染を予防するための管理方法に関する勧告が出され,ほぼ同時に,CDCの勧告に対する米国産婦人科医会(ACOG)の見解が紹介されました.それらを中心に,新生児GBS感染を予防するための最近の考え方を,前号で妊婦のGBS培養の時期と治療の時期について紹介しましたが,今月は新生児GBS感染症予防のためのACOGの見解をご紹介します.
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