今月の臨床 治療困難例の排卵誘発
ゴナドトロピン療法
8.チョコレート嚢腫摘出後のPoor Responderはどうするか
小林 善宗
1
,
本田 育子
1
,
井上 正人
1
1国際医療福祉大学臨床医学センター,山王病院産婦人科
pp.620-622
発行日 1997年6月10日
Published Date 1997/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902950
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チョコレート嚢腫合併不妊に対する筆者らの治療方針は,腹腔鏡治療後の待機療法と,その後の配偶子操作治療である.しかし,すでに嚢腫摘出開腹手術を受け,術後不妊である場合には,その半数以上が自然妊娠困難ないし不可能症例であり,IVF-ETを主とした配偶子操作治療が不可欠である1)(表1).
つまりゴナドトロピン療法を必要とする可能性が大きい.
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