今月の臨床 妊娠と自己免疫疾患
自己免疫疾患をもつ妊婦の管理
2.SLE
石川 睦男
1
,
栁沼 裕二
1
1旭川医科大学産婦人科
pp.774-776
発行日 1996年6月10日
Published Date 1996/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902560
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全身性エリテマトーデス(systemic lupuserythematosus:SLEと略)を合併している場合の妊娠は原疾患そのものが妊娠によって病態が変化することから,妊娠中,産褥期といえども治療を続けながら厳重に管理しなければならない.その一方で妊娠中の薬剤,とくに免疫抑制剤の使用については催奇形性の点で十分慎重でなければならないとともに,SLE自体が胎児,新生児に与える影響をも考慮しなければならない,そこで本稿ではSLE合併妊娠の病態,診断,検査,治療について概説する.
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