今月の臨床 イラスト 小手術
婦人科
11.内膜試験掻爬術
谷口 一郎
1
1大分県立病院産婦人科
pp.712-714
発行日 1995年6月10日
Published Date 1995/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902148
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本邦においても体癌が増加し,また子宮内膜の細胞診の普及により早期の体癌が発見されるようになり子宮内膜試験掻爬術は重要な手術手技となってきた.本術式はその操作が一見簡単に見られているが,盲目的な手術であるがゆえに,熟練者といえども子宮壁の損傷,ことに「穿孔」という重大な後障害を起こすことがあることは周知のことである.今回は当院において通常行っている手技について述べてみたい.
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