今月の臨床 イラスト 小手術
穿刺
7.嚢胞穿刺
小林 善宗
1
,
本田 育子
1
,
井上 正人
1
1東海大学医学部産婦人科
pp.698-700
発行日 1995年6月10日
Published Date 1995/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902144
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卵巣嚢胞穿刺で長足の進歩を遂げたものが経腟穿刺法である.体外受精治療において超音波断層法ガイド下採卵法が開発され,採卵以外の応用がなされるようになった.付属器に最も近接した腟よりの穿刺が可能なことから,嚢胞穿刺の安全性,簡便性は飛躍的に向上した.超音波を用いた従来の経腹穿刺法に加えて,経腟穿刺法の応用が一般的になりつつある.腹腔鏡下嚢胞穿刺も行われてきたが,現在は腹腔鏡下嚢胞摘出が主流になってきている.本稿では,超音波断層法ガイド下嚢胞穿刺を解説したい.
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