今月の臨床 妊娠と血液
胎児・新生児と血液
20.ビタミンK欠乏性出血
鈴木 重統
1
1北海道大学医療技術短期大学部
pp.628-630
発行日 1995年5月10日
Published Date 1995/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902129
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標題のビタミンK欠乏性出血には,新生児期の早期におこる吐血,下血など消化管出血を主徴とする新生児出血性疾患(いわゆる新生児メレナ)と,もう一つは生後2週間頃から早期乳児期にかけて主に母乳栄養児に発症し頭蓋内出血をおこす乳児ビタミンK欠乏性出血症とがある.
以下これを1)新生児出血性疾患,および2)早期乳児ビタミンK欠乏性出血症とに分けて記載する.
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