今月の臨床 GnRH療法—刺激と抑制
基礎知識
3.正常月経周期とGnRHパルス状分泌の変動
楠原 浩二
1
1東京慈恵会医科大学産婦人科
pp.280-282
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902055
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1980年Knobil1)らはサルにおいて下垂体からLHがパルス状に分泌されることを発見した.その後ヒトにおいても同様のパルス状分泌の存在が考えられてきた.
GnRHのパルス状分泌動態は主にLHのパルス状分泌を明らかにすることから検討されてきた.すなわちLHの分泌が主にGnRHによりコントロールされているからであり,LHのパルス状分泌動態を検討することによりGnRHのパルス状分泌動態を知り得るからである.
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