今月の臨床 分娩発来—しくみと調節
子宮収縮の内分泌調節
4.オキシトシンに関する分子生物学的研究と分娩生理
古谷 健一
1
,
三井 千栄子
1
,
水本 賀文
1
,
永田 一郎
1
1防衛医科大学校産婦人科
pp.164-165
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902029
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下垂体後葉ホルモンのオキシトシンoxytocin(OT)については分娩発来機序および臨床的な分娩誘発に関して多くの研究がなされてきた.最近,視床下部以外の子宮脱落膜1)や卵巣黄体2)にOT遺伝子発現が確認され,OTの新たな生理学的意義について関心が寄せられている.本稿では,最近のOT研究の新知見とともに分娩発来機序との関係について概説する.
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