今月の臨床 分娩発来—しくみと調節
子宮筋の感受性と頸管熟化
3.癌胎児性フィブロネクチンと分娩発来
飯岡 秀晃
1
,
橋本 平嗣
1
,
一條 元彦
1
1奈良県立医科大学産婦人科
pp.162-163
発行日 1995年2月10日
Published Date 1995/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902028
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分娩発来に子宮頸管の熟化が重要であることは周知の事実である.頸管の熟化機構については不明の点が多いが,近年,分子化学的な手法を用いてその詳細が判明しつつある,以下,破水診断ならびに切迫早産予知に対する意義が明らかになってきた癌胎児性フィブロネクチン(fetal fi—bronectin)について,分娩発来との関係を含めて言及する.
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