今月の臨床 難治性合併症を診る—産科
産婦人科合併症
4.常位胎盤早期剥離
辰村 正人
1
1山口赤十字病院産婦人科
pp.1320-1322
発行日 1994年11月10日
Published Date 1994/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901940
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
胎盤早期剥離は妊娠末期(28週以降)に突発的に起こる疾患で,産科DICの代表的疾患であり,診断治療に要する時間が予後を左右する.DICのため急性腎不全,肝不全,シーハン症候群などの臓器症状を見ることも少なくない.早期に診断治療しないと母児ともに予後が悪いが,現在でも胎盤早期剥離発症を予知することは困難な現状である.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.