症例
Etoposide,Cisplatin術前動注療法が有効であった子宮体癌III期の1症例
池淵 佳秀
1
,
清水 廣
1
,
野原 当
1
,
森山 明宏
1
,
西村 譲
1
,
村田 貴史
2
1泉大津市立病院産婦人科
2泉大津市立病院放射線科
pp.1177-1179
発行日 1994年9月10日
Published Date 1994/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901900
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画像検査上,膀胱壁への浸潤を疑わせる進行子宮体癌III期の症例(61歳)に対して術前に EP(etoposide,cisplatin)動注療法を2クール施行した.CT画像上著明な縮小(縮小率約40%)を認め,その後,単純子宮全摘術,両側付属器摘除術,骨盤リンパ節郭清,膀胱部分切除術にて,完全摘除でき,以後良好な治療経過を得た.進行子宮体癌に対してEP療法の動注化学療法の有効性が示唆されたので報告する.
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