原著
前置胎盤症例に対する超音波検査とMRI検査の比較検討
森山 明宏
1
,
清水 廣
1
,
池渕 佳秀
1
,
菊池 知之
1
,
西村 譲
1
,
北 美保
2
1泉大津市立病院産婦人科
2府中病院放射線科
pp.361-365
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409902080
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前置胎盤の診断には,一般に経腹超音波,経腟超音波検査が用いられるが,近年産科領域にも導入されつつあるMRI検査の有用性について超音波検査との比較検討をした.前置胎盤2症例,低置胎盤1症例に対して経腹超音波,経腟超音波,MRI検査を行った.内子宮口の位置,胎盤辺縁の位置が3症例とも明瞭に描出できたのはMRI検査のプロトン強調画像であった.従って超音波検査にて胎盤の辺縁がわかりにくい場合には積極的にMRI検査を施行するのがよいと考える.
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