今月の臨床 胎盤—母児接点としての役割
胎盤の診断法
13.生化学的検査法
坂田 寿衛
1
,
幾石 泰雄
1
,
山下 昌樹
1
,
五十嵐 稔枝
1
,
佐藤 和雄
2
1社会保険横浜中央病院産婦人科
2日本大学医学部産婦人科
pp.989-992
発行日 1994年8月10日
Published Date 1994/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901844
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周産期管理の著しい発展をみる最近,胎児の発育,成熟,well-beingに関する情報も単発でなく,多くの項目によりモニターリングされ総合的に評価し胎児監視が行われるようになってきた.
とくに胎児胎盤機能を検索する場合,その基本的な考え方としては胎盤重量,胎児の大きさなどの形態面と,胎児仮死などの生理学的異常の面からとらえようとする2つの方法があり,胎児機能の評価も分娩中のfetal distressのような急性変化に対する診断から胎児発育,成熟,潜在的胎児仮死など慢性病態の診断や管理がなされてきている.
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