今月の臨床 IUGR診療
Overview
1.IUGRは増えているか?
武田 佳彦
1
,
高木 耕一郎
1
1東京女子医科大学産婦人科
pp.254-255
発行日 1994年3月10日
Published Date 1994/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901633
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子宮内発育遅延(IUGR)とは,子宮内での胎児の発育が抑制された病的状態を総称した症候群であり,その代表的な病因に胎盤機能不全,染色体異常などの胎児異常,子宮内感染症,多胎妊娠などが知られている.これらの詳細については,本特集の他項にゆずることとする.
IUGRに関連した児の期ならびに長期予後が不良であることは論を待たないが,でははたしてIUGRが増加しているか否かという問題について考えてみたい.
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