症例
超音波断層法で典型的な子宮腟留血腫像がみられた処女膜閉鎖症の1例
竹内 薫
1
,
片桐 千恵子
1
,
笠木 正明
2
,
渡辺 淳子
2
,
堀 立明
3
Kaoru Takeuchi
1
,
Masaaki Kasagi
2
,
Tatsuaki Hori
3
1博愛病院産婦人科
2博愛病院小児科
3博愛病院内科
pp.1371-1373
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901527
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下腹部痛を主訴に小児科を受診し,超音波断層法にて典型的な子宮腟留血種像を呈した11歳女児の処女膜閉鎖症の1例を経験した。処女膜開口術にて,530 mlの暗赤色血液の排出がみられた.術後に再閉鎖をきたし,処女膜の輪状切除術を施行した。
本症の超音波所見および臨床的取り扱いについて,文献的考察を加えて報告する。
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