今月の臨床 不妊の原因を探る
無排卵・無月経
6.ホルモンの測定とその評価
田坂 慶一
1
,
増本 伸之
1
,
三宅 侃
1
,
谷澤 修
1
Keiichi Tasaka
1
1大阪大学医学部産婦人科
pp.1167-1169
発行日 1993年10月10日
Published Date 1993/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409901466
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不妊症に関係したホルモン検査は,主に無排卵症あるいは黄体機能不全の原因検索のための検査といってもよい。したがって検査を行うにあたっては検体採取時期,検査方法,正常値の範囲を十分に把握しておかなければならない。一般に不妊症に関して,われわれが主に日常的に行っているホルモン検査は,血中LH, FSH, PRL, E2(エストラジオール),T(テストステロン)の測定である。本章では不妊症,とくに排卵障害患者を中心に通常行われる必要かつ最小限のホルモン検査について簡単に述べる。
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