今月の臨床 卵巣がん—疫学から治療まで
化学・放射線療法
31.卵巣癌に対する動注療法
清水 敬生
1
,
荷見 勝彦
1
Yoshio Shimizu
1
,
Katsuhiko Hasumi
1
1癌研究会附属病院婦人科
pp.865-867
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900943
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卵巣癌の進行,あるいは再発病巣のほとんどは腹腔内に蔓延するpatternをとるため,化学療法は全身投与が1st choiceになる。また,腹腔内病巣に対する局所療法という立場からは,reser—voirによる腹腔内化療が選択される。それでも時として,regional chemotherapyである動注化療が有効な症例も認められる。実際に適応があるのか否か,当院での症例を中心に考えてみたい。
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