今月の臨床 卵巣がん—疫学から治療まで
化学・放射線療法
30.卵巣癌に対する腹腔内化学療法
清水 敬生
1
Yoshio Shimizu
1
1癌研究会附属病院婦人科
pp.860-864
発行日 1992年7月10日
Published Date 1992/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900942
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卵巣癌の“biological behavior”の特徴は,主病巣が長期間腹腔内の腹膜側に(広範囲であるが)限局していることである。後腹膜リンパ節転移も経腹膜的と考えられ,進行卵巣癌の治療は「腹膜の治療」に鍵があるとも言える。ここに腹腔内化学療法(腹腔内化療)の適応がある。
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