CURRENT CLINIC
更年期障害の外来診療
安部 徹良
1
Tetsuro Abe
1
1東北大学医学部附属病院産科婦人科
pp.477-486
発行日 1992年4月10日
Published Date 1992/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900827
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本稿では,筆者が産婦人科外来(更年期外来)において行っている更年期障害の診療について,理論面よりも実際面に重点を置いて述べることにする。
更年期防害の病態生理および病因は,未だ不明の点が多く,一致した見解が得られていないのが現状である。したがって,更年期障害の概念は必ずしも明確にされていないが,筆者は,その診療の中で絶えず診断と治療の科学性を検討しながら,現在行っている方法に到達した.しかし,なお,試行錯誤の過程にあり,今後さらに改善されるべきものであると考えている。
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