特集 産婦人科における機能性疾患
更年期障害
福島 峰子
1
Mineko Fukushima
1
1秋田大学医学部産科婦人科学教室
pp.45-49
発行日 1973年1月10日
Published Date 1973/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409204769
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近年,平均寿命の延長とともに閉経年齢も延長の傾向がみられ,ほぼ50歳前後と考えられる。したがつて更年期はおおよそ45〜55歳位とみてよい。その間に起こる不定愁訴症候群を更年期障害という。これは自律神経性のものと心因性のものとに分けられるが今回は特に自律神経性のものについて述べたい。心因性のものでは症状面は自律神経性のものと変らないが,自律神経機能検査ではむしろ安定値を示すものが多く,機能失調があるとは考えられないからである。
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