今月の臨床 不妊治療の進歩
卵管
12.外妊の保存療法と予後
田中 俊誠
1
Toshinobu Tanaka
1
1北海道大学医学部産婦人科
pp.426-429
発行日 1992年4月10日
Published Date 1992/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900809
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
高感度妊娠診断薬と超音波断層法が日常診療に取り入れられるようになったことならびにX線CT,MRI,ラバロスコープなどが普及したこと,などにより,早期に発見される子宮外妊娠(外妊)の症例が増加しつつある。それに伴い,保存的手術やメソトレキセート(MTX)を代表とした薬物療法など,妊孕能の温存を重視した治療法が選択され,施行される機会も増えてきている。
本稿では各種の外妊に対してわれわれが行っている保存療法とその予後について解説したい。
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.