カラーグラフ 産婦人科領域におけるレーザー療法・5
良性病変に対するレーザー療法
蔵本 博行
1
,
脇田 邦夫
1
,
泉 貴文
1
,
増田 恵一
1
Hiroyuki Kuramoto
1
1北里大学医学部産婦人科
pp.1230-1231
発行日 1991年11月10日
Published Date 1991/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900598
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これまでに述べてきた子宮頸部の異形成や早期癌のみならず,各種の良性病変もまたレーザーのよい治療対象である.本法の優れている点は,局所麻酔のもと,外来で実施できることである.出血が少なく,治癒も早いのが特徴といえるであろう.我々が行っている治療対象は,前回述べた尖圭コンジローマのほか,以下の如くである.
腟・外陰病変 ①バルトリン腺嚢腫,②スキーン腺嚢腫,③腟閉鎖,④外性子宮内膜症:腟壁や会陰切開部に発生したもの,⑤腟断端肉芽:子宮全摘後に発生したもの,⑥外陰腫瘤:脂肪腫など外陰に発生した有茎性腫瘤
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