今月の臨床 今日の癌検診
子宮体癌
10.体癌組織診の問題点—診断のポイント
岩崎 秀昭
1
,
稲葉 憲之
1
,
深澤 一雄
1
,
関谷 宗英
1
,
高見沢 裕吉
1
Hideaki Iwasaki
1
1千葉大学医学部産婦人科
pp.658-660
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900444
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近年,わが国における体癌の発生は増加傾向にある。この傾向をふまえて,1987年には老人保健法第二次5カ年計画がスタートし,従来の頸癌検診に加えて,体癌の検診が高危険群に対して行われるようになった。すなわち内膜細胞診にてスクリーニングを行い,細胞診疑陽性,陽性症例に内膜組織診を,施設によってはヒステロスコープ(子宮鏡)を施行している。今回,体癌の確定診断となる内膜組織診の問題点を中心に述べる。
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