今月の臨床 今日の癌検診
子宮体癌
11.若年者の体癌検診
上坊 敏子
1
,
大河原 聡
1
,
蔵本 博行
1
,
西島 正博
1
Toshiko Jobo
1
1北里大学医学部産婦人科教室
pp.662-664
発行日 1991年6月10日
Published Date 1991/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409900445
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近年,子宮体癌は急増しているとはいうものの,体癌は50歳台,閉経後の疾患という認識が強く,また老健法における体癌検診もこのような症例を対象にしており,49歳以下の若年者の体癌検診はあまり注目を浴びていないのが現状であろう。しかし,体癌全体の増加に伴って,49歳以下の体癌,またその前癌状態と考えられている1)子宮内膜増殖症の増加するであろうことは十分予測できるところである。このような若年体癌の臨床的特徴に関して検討し,体癌検診の適応について考察する。
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